みんなのクレジット債権譲渡

ソーシャルレンディング界隈では話題のみんなのクレジットですが、とうとう債権譲渡が実行されました。私の口座にも投資残高の3%程度の金額が反映されています。

被害者の会も組成されているようなので参加も検討中ですが、返金は期待していません。

それなりの金額ですが全体に影響を及ぼすほどではないですし、キャッシュバックに目が眩んだのは事実なので損害は受け入れます。

私はどちらかというと、白石伸生、阿藤豊といった人物が今後このようなことを2度とできない状況になることを願っています。恐らく刑事訴訟にも発展するでしょうし、このまま無傷で逃げ切れるとは思えません。

そもそも債権譲渡先はどこなのでしょうか。これまでの展開から考えると、身内であることを想像する人がいてもしかたないですよね。このあたりは裁判を通して明らかになるでしょう。

彼ら周辺ではICOによる出資案件がいくつか出ているようですが、あえて言うまでもなくアレだと思います。

今回理解できたのは、法人という個人とは切り離された存在を悪用することによって、いかようにもアレな行為が可能であることです。広く捉えれば法人を利用した節税スキームもそうでしょうし、今回のようなケースにも使えるわけです。

最後に、金融庁が無能であることにも触れておきます。ソーシャルレンディングにおける投資案件の覆面化の指導が被害拡大を生んでいます。みんなのクレジット以外でも今後問題になってくるでしょう。覆面化に関しては投資家保護に逆行していることは明らかです。この点はこれまでも指摘され続けているのに改善しようとしないのは本当にアホだと思います。